(3)保険料の見直し
家計の改善の「ECRSの原則」の中でも説明しましたが、必要以上の保障に加入してムダな保険料を支払っていないかをチェックする必要があります。最近は亡くなったときに受け取る生命保険よりも、生きていくために必要な医療保険やがん保険に加入したい考える人が増えています。間違っていませんがまるっきり正しいことではないと思います。保険料の節約ができてもいざというときに生活を支えられるような保障を受けられなくては意味がありません。
では、保険を選ぶときにどのような視点で選べばよいでしょうか。
①死亡保証額
死亡保障額は家族構成や家計によって異なります。死亡保障の考え方は
現在の年間生活費×0.7(※1)×年数+現在の年間生活費×0.5(※2)×年数+教育費、住宅費、緊急予備費、 葬儀費用など
※1 夫が亡くなった後の生活費として仮に現在の生活費の7割で試算
※2 子供が独立した後の生活費として仮に現在の生活費の5割で試算
必要な死亡保障額を考える際には、公的保障制度でカバーされる分や自己資金などを差し引いて考えます。自己資金とは配偶者の収入等です。
この方法で計算した額よりも多い生命保険に加入していれば大丈夫だと思いますので、それ
以上なら保険を削減し、足りなければ新たに保険に加入することをおすすめします。
②医療保障の考え方
病気になるリスクは高齢になるほど高まります。医療保険は一生涯保障が得られるものに
加入したほうが安心です。入院した時の1日当たりの自己負担額は2万円とのデータもあり
ますが、すべてを保険で準備するのではなく、一部は貯蓄で賄うことを想定して1日当たり
の保険保障を考えることをおすすめします。
出典:厚生労働省 出典:生命保険文化センター 出典:中央社会保険医療協議会
平均入院期間と入院1日当たりの自己負担額をあっけると約60万円
この全額を保険の保障で賄うのではなく貯蓄で賄えるようにすることも検討してください。
③介護保障の考え方
平均寿命が延び長寿リスクに備えた介護保障の必要性も高まっています。介護保険では要
介護認定(要支援1~2、要介護1~5の7段階)を受けた人が、必要な介護サービスを受けら
れる仕組みになっています。費用のうち1割(一定以上所得者は2割または3割)が利用者
の自己負担で、さらに施設サービスを
利用した場合の食費及び住居費を負担します。
介護を受ける人本人の預貯金と公的介護保険で賄うことを前提にして、
それでも不足すると考える場合には、民間介護保険を検討することがおススメです。
さて、スコティッシュファミリーの保険の見直しはどうかというと、、当然ながら父が中心の保険でした。子供が就学のときは死亡保険に重点を置いた保険でしたが、子供が就職したことと、父の年齢が55歳を超えてこともあり、保険金額は今までの通りで医療保障及びがん保険に重点を置いた保険体系に切り替えました。なんと、その後すぐに腸のポリープの切除の手術と網膜裂孔の手術を受ける保険が受け取ることができました。
一方、子供たちは医療保障とがん保険に重点を置いた年金保険に加入し運用しています。
このように、保険の加入についてもマネーライフプランを考える上でとても大切なことです。
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