(6)投資信託について
初心者から中・上級者まで幅広いニーズに応えてくれるのが投資信託です。
ローリスク・ローリターンからハイリスク・ハイリターンまで
数多くの運用方法があるため、目的によって選択が可能です。
投資信託は次のようなメリットがあります。
ア.投資信託のメリット
〇運用は投資の専門家が行う
個人による情報収集や市場の分析は難しく、
時間的・技術的にも限界があります。
投資信託では投資家に代わって豊富な情報収集能力と
分析手法を持った投資の専門家(ファンド・マネージャー)が
投資判断を行うので、
経験豊かなプロのノウハウを生かした運用ができます。
〇少額の資金から購入可能
投資信託は数多くの投資家から資金を集めるので、
一人ひとりが出す資金は少額でも、まとまった資金として運用するので、
少額では難しい効果的な運用や分散投資をすることができます。
〇リスク分散が可能
仮に1種類の株や債券などに投資した場合、
その運用がうまくいかなければ大きな損失につながります。
しかし、投資信託はさまざまな種類の株や債券などに投資するので、
リスクを分散することができます。
〇商品の種類が豊富
投資の対象や運用の仕方などによってさまざまなタイプの商品があるので、
自分の運用目的や期待するリターンなどに合ったものを選ぶことができる。
但し、株式と同様に元本は保証されていません。
投資で得られた収益は投資家に還元されますが、
損失も投資家に帰属するので、
元本は保証されていません。
イ.投資信託の種類の特徴とメリット
|
特徴 |
メリット |
インデックス型 |
値動きが株価指数などに連動するように運用される投資信託 |
・値動きがわかりやすい ・アクティブ型に比べてコストが安い |
アクティブ型 |
積極的に運用し、インデックス型よりも高いリターンを目指す投資信託 |
・インデックス型より高いリターンが期待できる |
ウ.投資信託を選びのポイント
〇運用成績
・3年以上運用されているものを選ぶ
・3年間の運用成績を他の投資信託と比較してみる
〇コスト
・手数料など投資信託にどんなコストが必要なのかをチェックする
・他の投資信託と比較してコストが低いものを選ぶ
〇純資産残高
・純資産残高が少ないと運用途中で償還されてしまう可能性がある
・純資産残高が30億円以上あると安心
〇運用期間
・無期限のものを選ぶ
・無期限でない場合は残りの期間が長いものを選ぶ
エ.投資信託のコスト
投資信託には販売手数料、
信託報酬、監査報酬、信託財産留保額があります。
投資信託のコストのうち、
購入時に支払う販売手数料は金融機関によって
異なるため、事前に比較する。
また、信託報酬は投資信託であればど
この金融機関で購入しても変わらないものの、
商品によって差があるためこちらも比較する。
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